受発注システムの分析活用法

DXの効果的な使い方

分析機能でわかることは?

受発注システムには分析機能がありますが、売上のグラフをみて「好調だ!」「先月より減っている」ということがわかり、マイナスの場合は改善をしなければいけない気づきになります。しかし、売上のグラフをみて、どのように改善をすればよいのでしょうか?

売上のグラムからわかることは、当月売上、前月比、前年同月比です。
しかし、季節性がある商品の場合は、暖房器具は夏には売れませんので秋頃からの売上推移に注目します。季節性の無い商品の場合は推移比較をすることで計画通りに売上があるか確認することができます。

それ以外にも、売れ筋商品ランキングもあります。売れ筋の商品がわかられば仕入れ数を増やす検討ができます。

使える分析機能とは?

使える分析機能は気づきだけではなく、改善アクションにつながる情報を得ることができます。残念ながら売上のグラフからは過去の実績はわかりますが、それ以上のことはわかりません。改善につなげるには、商品単位の推移・取引先の購入履歴などとクロス分析が必要になってきます。

マーケティングリサーチでは少し専門的になりますが、性別・年代・地域などの属性とリサーチ結果をクロスして分析することを基本的にしています。つまり、売上の集計だけでは分析から得られる結果は限定的で、他の要因をクロスして分析することで深堀ができ、改善アクションにつながるネタが見つかります。また、多角的に分析ができるとは、多くの集計を並べるのではなく、複数の軸で見ることに価値があります。

まとめ

残念ながら、多くの受発注システムに携わってきた経験から、次のアクションにつなげる分析機能が提供されているサービスは、1つしか知りません。
背景には、受発注システムのサービスを提供している会社は、分析はBIツールと呼ばれる分析専用のシステムがやるものであると思い込みがあります。さらに中小企業がBIツールを導入するには専門知識が必要ですので簡単ではありません。これでは中小企業は困ってしまいます。

解決には、フレームワークが有効です。商品であればABC分析(詳細はこちら)で、取引先であればRFM分析(詳細はこちら)です。
これにより、課題を見つけ次のアクションにつなげることができます。

ZENEI は業務で使える分析に価値があると考えています。デジタル化による業務効率化だけではなく、分析と組み合わせることで経営に役立つことで効果が高まるからです。日々の業務に追われて分析まで手がまわらないこともあると思いますので、見やすく分析しやすい分析機能にしています。

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