DX導入を成功させるポイントは1つだけ

DXの効果的な使い方

DX導入を成功させている企業と失敗している企業の違いは?

DX業界に長く多くの企業を見てきました。
残念ながらDX導入に失敗している企業は、理想を求め過ぎている傾向があります。少しでも自分のイメージ通りのことが実現できなければ使われずに放置されていました。たとえば、DXは多くの業種で利用されることを想定していますので、一般的な用語を使います。しかし、業界特有の用語や、社内用語で表現されていないちょっとしたことで、うちには適さないと判断してしまうようです。

もう1つの理由として、業務に困っているから導入するのではなく、あったら便利と思っている場合です。もしくは、DXを使うよりも自分でやった方が仕事が早いと思っている場合です。世の中はDXと騒がれているので導入をしてみたものの、導入することが目的になってしまっているのです。結果、いままでの通常業務から変わらず、DXはお飾りになってしまうのです。

では、同じDX・同じ業種なのに成功している企業があります。この違いはなんでしょうか?

成功させるポイントは「毎日少しでもDXに触れる」こと!

DXを成功させるポイントはDXに触れ続けることです。
何事も最初から完璧にはできません。DXも一緒で徐々にコツを覚えていき、1つ1つ使いこなすことで効果がでてきます。

子供の頃、自転車を乗れるようにする練習で横転しないように補助輪を付けていた記憶はありませんでしょうか。補助輪で慣れたら、次は家族に自転車の後ろを支えてもらいながら練習し、何回も繰り返すうちに後ろで支えていなくても乗れるようになりました。つまり、繰り返し自転車に乗ることでコツを覚えて一人でも乗れるようなったのです。

DXも同じで、DXを使いこなすために触れ続けてステップアップをしていくことが成功のポイントです。最初から理想の成果がでるわけではありません。DXに触れて理解を深めることが重要です。

ある企業では、DX導入で営業部門から不要と言われました。お願いして渋々ながら使い始めてもらうことになりましたが不満げでした。しかし、使い続けていくことで効果を実感できるようになり、DXの利用方法を独自に工夫し始めました。いまではDXがなくては仕事ができない状態となりました。

最初は初期設定や使い方を覚えることの苦労があると思います。でも、自転車も乗りたいと思う気持ちが、何度も転びながらも挫折せずに練習したことで乗れるようなったように、DXも触り続けることで使いこなせるようになり、効果を実感できるようになります。
そうなれば、DXが楽しくなり、独自の利用方法の工夫をして、更なる効果が期待できるようになります。

まとめ

自転車を例にしましたがDXは永遠の新人と思うと理解しやすいかもしれません。仕事内容は機能ですので覚えています。しかし、指示されないと動けない社員なのです。
この永遠の新人に仕事を指示するのが、DXを利用する従業員です。DXは指示されれば文句も言わず黙々と優秀な従業員のように24時間365日働き続けます。定額制のDXなら残業代もかかりません。この永遠の新人をDX利用者全員でマネジメントすることが成功するポイントです。

永遠の新人は指示させすれば働きます。最初は面倒と思うかもしれませんが、実際にやってみると簡単に指示できるかもしれません。
面倒と諦めずにDXと向き合えば、成功します。

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